2024年06月03日

1012 日田市の日隈から月隈神社、星隈神社へ ➊ 月隈神社

1012 日田市の日隈から月隈神社、星隈神社へ ➊ 月隈神社

20240124

太宰府地名研究会 古川 清久


 当初、日隈、月隈、星隈には何らかの意味があり、その主たる神社ぐらい調べればある程度見当が着くかも知れないとの仮説を立てていましたが、どうもそれほどのものではなかったようで、先に触れた日隈神社を書いた延長に、今回の2社を書いて終わりにしたいと思います。

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月隈神社 カーナビ検索 大分県日田市丸山2


手持ちの写真よりは余りにも美しいため思わず 旅人のブログ 様から借用させて頂きました。

 それほど深い意味は無いのですが、これはお稲荷様(正一位権九郎稲荷大明神)のように見えます。

ただ、参拝殿にも境内至る所にも以下の祭神が啓示されています。


 祭 神 大宮賣神猿田彦神、武甕土神、経津主神、天児屋根命、比賣神、崇徳天皇(7柱)

 追 祀 菅原大神、稲荷大明神


 まず、祭神に重複がありますので僭越乍ら修正させて頂きますが、猿田彦神と経津主神は同一神であり、武甕土神と天児屋根命も同様です。とすると筆頭の大宮賣神、

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百嶋由一郎最終神代系譜(部分)


問題はこの大宮賣神が一体誰かです。豊玉姫(イズノメ=タゴリミホ)か辛国息長大姫大自命(アメノウヅメ)のいずれかと思うのですが。神社研究者の間でも見解の相違があるようです。

実はこの問題に遭遇したのはこれで三度目です。これについてはひぼろぎ逍遥(跡宮)472473で書いていますが、興味を持たれる方は以下のブログを検索してみて下さい。


473 突然涼しくなったので丹波丹後の神社調査に… D 大宮売神社(京丹後市)下 20170910 から


再度、大宮売神社を考えますが、故)百嶋由一郎氏からは、全国にある大宮神社、大宮之売神社の中には大宮之売神社(オオミヤノメノオオカミ)がかなり含まれており、一般的には伊勢の外宮の豊受大神=伏見稲荷を祀る神社とされるのですが、それは誤りで、本当の神は豊玉姫であろうと言われていたのです。

この神社を見る時、その痕跡がある程度残されているように思えます。

主祭神の大宮比売命、若宮比売命(大宮売・若宮売)の解析はやっていませんでした。

大宮比売命が豊受大神で、若宮比売命(大宮売・若宮売)が豊玉姫で良いようです。

そして、山幸彦=ニギハヤヒ=ヒコホホデミ=猿田彦から見れば、いずれもお妃神にあたるのです。

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しかし、この堂々たる稲荷社を見せ付けられれば余程の強固な意志を持たなければ抵抗できないでしょう。

私としてはもう一つは忘れましたが、京都府京丹後市の大宮売神社に続いて面白い例に遭遇出来て喜んでいます。私はここでは結論を保留します。

今の所、本来は豊玉姫を祀る神社だったものが後に伏見稲荷に替えられたのではないかと思っています。

この混乱が起こった理由は、豊玉姫と辛国息長大姫大自命(アメノウヅメ)が同年配(一年違い)で、何れも夫が山幸彦=猿田彦=ニギハヤヒ=五十猛であったためではないかと思っています。次は月隈神社にさせて頂きます。


八咫烏=豊玉彦=豊国主の玉川町の名が残る日田のこと、その娘の豊玉姫が祀られた時代から、その豊玉姫の夫神となったヒコホホデミ=山幸彦=ニギハヤヒ=猿田彦は後に豊受大神=伊勢の外宮様=アメノウヅメをお妃としており、時代の変遷が起こっているのです。その変化が影響している可能性があるのです。

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posted by 新ひぼろぎ逍遥 at 00:00| Comment(0) | 日記